qshinoの日記

Powershell関係と徒然なこと

新型コロナの地平線

地平線とは

地面と空が交わる境界線。この言葉が生まれた時は地球が丸いと考えられていなかったと思われる。何故なら平という文字は、地面が平面と言う前提のもとに使われていると想像されるからである。

つまり、錯誤の元に作られた言葉が事実を認識した後でも、変わることなく使われている事になる。

新型コロナの名前

新型コロナ・ウイルスは2019に発見された新しいコロナウイルスであり、当初は2019-ncovと呼ばれていたが、後にWHOがSARS-COV-2と命名した。

また、その病名はCovid-19と名付けられた。

さて

さて、新型コロナによる世界の変化を考えようと、書き出したが、何故か用語集のようになってきた。ここらで元の趣旨に戻ろう。

新型コロナの猛威

新型コロナは世界に猛威を振るい、世界で400万人が感染し、10万人以上が亡くなっている恐ろしい風邪である。現在は治療薬やワクチン開発が進められいる。治療薬に関しては、若干の効果が見られるものは、副作用の治験もおざなりに緊急承認し、少しでも死者を減らそうとする動きがされている程、世界に被害が広がっている。

ワクチンに関しては更に気が早く、数年前に流行ったMERSやSARSのワクチンが未だに開発されていないにも関わらず、今年2020/9月の承認を表明したり、年末までの量産開始等の期待も混じった記事も見受けられる。

これから

ここでは暫く特効薬もワクチンが生まれない前提を元に、新型コロナにより変わる社会を考える。

まず、現在は多くの国が防疫観点で帰国者を除く他国からの入国を禁止し、グローバルな人々の移動は、必要物資の最低限の供給を除き途絶えている。

治療薬やワクチンが出回るまでこの状態が変わる事は考え難い。

必要物資の中でも食料は重要であり、時給率が低い国々は食料の輸入を止める訳にはいかず、国際的な物流は制限下でも稼働している。

食料の輸入が必要な国は、コロナ前に比べどんなに高くても買わざるを得ず、割高ながら食料を輸入する事になり、世界的には弱い国となる。

書きたかった事

世界的に感染が広がり、経済の不況、食料不足を考えると、今後は各国が時給率を高める活動を進めることになるだろう。また、人の移動制限のため、投資制限や関税引き上げ等が考えられ、国際的な自由貿易は縮小するだろう。

また、コロナ感染が収束しない国々は、封じ込めに成功した国々との交流を規制され、経済は急速度で縮小していく。

社会では、経済が縮小する中で、自国主義をより強く示す国が増え、人や物の移動のみならず、他国からの投資の抑制も始まるだろう。

この様な環境では、新型コロナからの経済の回復を目指すと共に、海外との貿易ではなく、自国内でエネルギーや食料自給を進めることになるだろう。