qshinoの日記

Powershell関係と徒然なこと

各国所得税の比率

平成14年度、消費税が5%の時でも、日本の国民所得に対する所得税収が世界的に低い。


ただし、これは税率の話ではなく、税収の話。同等所得者の税率が低いとは言っていない。低所得層の税率が高くても、富裕層の税率が相対的に低ければ、税収としては少なくなる。


また、分離課税等により、合計所得とは無関係に税率が決まるものがあり、高額所得者の所得税率は、40%よりも低いのが実情。


機会があれば、所得と税負担率を調べて見たい。


出展、

平成14年度

年次経済財政報告

(経済財政政策担当大臣報告)

-改革なくして成長なしII-

平成14年11月


 先進各国の国税収入に占める個人所得課税の割合を比較すると、我が国が32.4%であるのに対し、アメリカ74.5%、イギリス36.6%、ドイツ38.0%、フランス32.7%となっており、間接税が深く組み込まれているヨーロッパ諸国の税体系と比べても、個人所得課税の比重が小さくなっている。 
先進各国の個人所得課税の国民所得比をみると、我が国が6.8%であるのに対し、アメリカ14.2%、イギリス13.9%、ドイツ12.8%、フランス11.2%となっており、我が国の個人所得課税の負担は他の先進諸国の半分程度となっている(第2-1-9図)。 
 このように、我が国の個人所得課税の負担は、歴史的にも、世界的にも低い水準となっている。 


http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je02/wp-je02-00201.html